今年もあと2ヶ月。
カレンダーの入れ替えも残り1回となりました。
月初恒例の前月に読んだ本のご紹介。
10月に読んだ本は4冊。
感想を少し。
どうぞお付き合いください。
三千円の使いかた/原田ひ香著
短編小説。
スラスラと読める。
お金に関することが、ライトに織り込まれた小説。
自分のお金の使いかたを改めて考えさせられた。
出てきたお金に関するワードの本を読み進めていくと、
リテラシーが上がりそう。
お金の勉強を始めるきっかけに◎
ミトンとふびん/吉本ばなな著
6つからなる短編集。
表装も素敵で購入した本。
大切なひととの別れ、とても重いテーマ。
悲しく切ないけれど、
読み進めていくうちにほんのりとしたあたたかさが染み渡る。
エッセイなのか、小説なのか不思議な感覚。
久しぶりのばななさんの作品。
やっぱりいいです◎
命のクルーズ/高梨ゆき子著
ノンフィクション。
DMATについては名前を聞いたことがある程度でした。
この本によってどういった活動をしているのか?知ることができた。
当時の現場、報道では知り得ない真実。
想像を絶する出来事が起きたとき、
自分はどういう行動をとるのだろうか?と考えされられる。
そして、医師の方にも家族があり生活があるなかで、
命を顧みず自分がやらねばと行動する尊い生き方に感銘を受けた。
日々の暮らしのなかでは知り得なかったコト。
新たな気づき・感性に刺激を受けた。
出会えてよかった本◎
旅ドロップ/江國香織著
旅にまつわるエッセイ。
1つ1つのエピソードが短く、
ちょっとした時間に1つ2つ読める。
小さな物語を読んでいるようで引き込まれる。
また読み返したい本。
【備忘メモ】
「ああ、よかった、家がまだあって」
旅ドロップ/ 江國香織著 帰る場所のこと より
旅から帰って嬉しい気持ちのほとんどは、それに尽きるのではないかと思う。
留守にしているのが半日であれ数日であれ数週間であれ、家がまだあるのは消してあたりまえではないのだ。火事にもならず地震で崩れもせず、車が突込みもせず犯罪者にあがり込まれもせず、ちゃんと家がそこにあることは。
建物だけのことではない。そこに自分の居場所が「まだある」ということ。旅にでて、家からの物理的に離れただけじゃなく、一時的とはいえ気持ちも離し、たぶん一瞬家のことを忘れさえして、それなのに「まだ」帰る場所があるというのは、考えてみれば奇蹟に近い。
まとめ
10月は4冊の本を読了。
以前のように海外旅行へは行きにくく、
本から海外の空気を味わい、楽しませてもらってる。
またいつか飛行機に乗って海外に羽ばたきたい!
年を重ねて、人との別れの機会が増えてきていて。
ばななさんの作品はグッとくるものがありました。
それでも、受け入れて生きてく。
パワーをもらいました。
今月も素敵な本と出会えますように◎
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