【暮らしを愉しむ】2022年10月に読んだ本冊

今年もあと2ヶ月。
カレンダーの入れ替えも残り1回となりました。

月初恒例の前月に読んだ本のご紹介。
10月に読んだ本は4冊。
感想を少し。
どうぞお付き合いください。

三千円の使いかた/原田ひ香著

短編小説。
スラスラと読める。
お金に関することが、ライトに織り込まれた小説。
自分のお金の使いかたを改めて考えさせられた。

出てきたお金に関するワードの本を読み進めていくと、
リテラシーが上がりそう。

お金の勉強を始めるきっかけに◎

ミトンとふびん/吉本ばなな著

6つからなる短編集。
表装も素敵で購入した本。

大切なひととの別れ、とても重いテーマ。
悲しく切ないけれど、
読み進めていくうちにほんのりとしたあたたかさが染み渡る。
エッセイなのか、小説なのか不思議な感覚。

久しぶりのばななさんの作品。
やっぱりいいです◎

命のクルーズ/高梨ゆき子著

ノンフィクション。

DMATについては名前を聞いたことがある程度でした。
この本によってどういった活動をしているのか?知ることができた。
当時の現場、報道では知り得ない真実。
想像を絶する出来事が起きたとき、
自分はどういう行動をとるのだろうか?と考えされられる。

そして、医師の方にも家族があり生活があるなかで、
命を顧みず自分がやらねばと行動する尊い生き方に感銘を受けた。

日々の暮らしのなかでは知り得なかったコト。
新たな気づき・感性に刺激を受けた。
出会えてよかった本◎

旅ドロップ/江國香織著

旅にまつわるエッセイ。
1つ1つのエピソードが短く、
ちょっとした時間に1つ2つ読める。

小さな物語を読んでいるようで引き込まれる。
また読み返したい本。

【備忘メモ】

「ああ、よかった、家がまだあって」
 旅から帰って嬉しい気持ちのほとんどは、それに尽きるのではないかと思う。
 留守にしているのが半日であれ数日であれ数週間であれ、家がまだあるのは消してあたりまえではないのだ。火事にもならず地震で崩れもせず、車が突込みもせず犯罪者にあがり込まれもせず、ちゃんと家がそこにあることは。
 建物だけのことではない。そこに自分の居場所が「まだある」ということ。旅にでて、家からの物理的に離れただけじゃなく、一時的とはいえ気持ちも離し、たぶん一瞬家のことを忘れさえして、それなのに「まだ」帰る場所があるというのは、考えてみれば奇蹟に近い。

旅ドロップ/ 江國香織著 帰る場所のこと より

まとめ

10月は4冊の本を読了。
以前のように海外旅行へは行きにくく、
本から海外の空気を味わい、楽しませてもらってる。
またいつか飛行機に乗って海外に羽ばたきたい!

年を重ねて、人との別れの機会が増えてきていて。
ばななさんの作品はグッとくるものがありました。
それでも、受け入れて生きてく。
パワーをもらいました。

今月も素敵な本と出会えますように◎



最後までお付き合いいただき、ありがとうございます!!

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